最近よく耳にする『介護予防』ってなに??

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介護予防という言葉を聞いたことはありますか?

 

この言葉は介護を受ける前の段階で、

少しでも元気な生活を送ることが

できるようにしましょうというものです。

高齢者だらけの日本で、「高齢者=介護」とならないために

必要な取り組みなのです。

 

 

介護保険制度上では要介護1~5と要支援1~2がありますが、

介護予防に該当するのは、要支援の方たちです。

家庭で生活を主としながら、

現在の機能がなるべく低下しないように日頃から訓練をするのです。

 

なぜ介護予防は必要なのか?

 

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家族や本人からしてみれば、いつまでも元気に生活し若い年齢で

介護を受けるようにならないためにも、大切なことです。

 

例えば、70歳の高齢者だと子供は

40~50歳代と言ったところでしょうか?

そうなると、子供達にも仕事があるし、

いつまでも元気でいて欲しいと願う気持ちは理解できますね。

 

それと、もう少し大きな目で考えると、

国の施策でもあるのです。

介護保険制度が開始されたときは、

現在ほど介護が必要になる人数を予測していなかったのです。

 

当初予想していた以上に人数が多くなり、

そえだけ財源を圧迫しているのです。

そのため、これ以上の社会保障費の財源の圧迫を

防ぐための取り組みとして実施されているのです。

 

 

どのような方法でサービスをうけるのか?

 

自立の人は各自治体が独自で企画した介護予防事業を受けることができます。

このサービスを受けようとする場合は、

地域包括支援センターに相談するとサービスと結びつけてくれます。

要支援という結果が出た方も同じで、

地域包括支援センターに相談しても構いませんし、

地域の居宅介護支援事業に相談してもよいでしょう。

 

 

介護予防計画書というプランを作成してもらい、

無料や有料のもの組み合わせてリハビリ等を受けることができます。

 

具体的にどのように取り組むのか?

 

介護予防とは、単に身体を積極的に動かすだけではなく、

心身ともに活動的な高齢者を目指していきます。

そのため、自治体が実施しているサロンや

高齢者の憩いの場のようなデイサービスを受けることができます。

 

デイサービスといっても、お元気なかたが対象になるので、

近所の友人や同級生とばったり会って会話が弾むということもあるのです。

 

また、リハビリに関しては、

最近は「パワーリハビリ」と言うものがあり、

施設内で器具を使った運動ができるのです。

イメージとしては、スポーツジムの高齢者バージョンみたいな感じです。

 

 

それなりの成果はあるのか?

 

 

極端に何かができるようになるというものではありません。

例えば一人暮らしをしていれば、

炊事・洗濯・掃除をいつまでも自分だけの力で

持続して行なえるようにすることはできます。

 

病院等で行なう、失われた機能を

回復させるためのものではなく、

介護をうけるのを予防するというものなのです。

 

介護予防を行なうことで健康寿命を延ばすことができ、

家族にもなるべく迷惑をかけずに生活することができるのです。

特別な運動をするのに抵抗を感じるのであれば、

まずは外に積極的に出て、いろいろな人と触れ合うことが大切です。