介護保険制度を上手に利用する3つのコツとは!?負担割合が3割になるのはいつから?
「家族に介護が必要になった!」
「さぁ、こらから介護保険のお世話になるぞ!」
このように思って、市役所などに相談に行く人も多いと思います。
そこでいろいろ説明を聞くわけですが、あまり頭に入ってきません・・・。
それも無理はないでしょう。
介護保険は非常に複雑で難しい制度なので、
一度の説明で理解できることはほぼないでしょう。
しかし、本人を目の前にして何もしないわけにはいきませんよね??
そこで、今回は介護を受けるに当たり、
特に抑えておきたいコツを3つ
ご紹介して、最近の気になる法改正についても情報をお届けします!!
介護保険制度を上手に利用するコツ① ケアマネジャーに頼る
特に在宅介護(自宅で介護をすること)になれば
ケアマネジャーが担当してくれることにあるでしょう。
ケアマネジャーか介護保険制度の要で、
本人や家族の身近な相談相手でもあり
サービスを組み合わせて各サービス事業所と
連絡を取ってくれる、頼りになる存在のなのです!
最初は話しにくいこともあるかも知れませんが、
どんどん仲良くなって、困りごとなどは
気軽に相談できる人の一人にしておきましょう。
介護保険制度を利用する上で、担当のケアマネジャーさんと
上手にお付き合いをするのは
絶対条件だといえるでしょう。
介護保険制度を上手に利用するコツ② 情報収集にも気をつける
今でも新しいサービス事業所が出来ていますよね!?
「あそこに何か建設されているが、介護施設らしい・・・」
「近くにできた施設が少し気になる・・・」
このように、周囲にも気を配り
どんどん新しい情報を入手するようにします。
利用する高齢者が施設に合わなくても
別の施設を利用したら、喜んで通う事になる
こんなことも珍しくありません。
新聞の折り込みチラシなどをチェックするようにしたり
ご近所からの情報も有力です!
介護保険制度を上手に利用するコツ③ サービスの不満は我慢しない
デイサービスや訪問介護などのサービスを利用するようなれば
不満を持つこともあるでしょう。
そんな時、ついつい言うのを我慢する人が多いのが現状です。
しかし、我慢をして一番辛いのは介護を受けている本人なのです。
サービスを提供する事業所は、必ず苦情の窓口を設置する
義務があるのです。
そちらの、窓口に気軽に相談して
改善できることはどんどん取り組んでもらいましょう。
「そんなこと言えない・・・」
と思っている人もいるかも知れませんが、
実は事業所側もサービスの質を向上させるため
利用する側の意見を聞きたいのです。
苦情を言っても多くの事業所では
紳士的に受入れてくれるでしょう。
2018年8月から利用料金が3割負担!?
ここからは、介護保険の最新情報をお届けします。
現在サービスを受ける場合には、多くの人が1割負担で利用できます。しかし、所得に応じえ2割負担の人もいます。
そして、ついに2018年8月からは3割負担の人も出てくるのです。
これはもう既に決定しており、現役並みに所得がある高齢者がこれに該当するのです・・・。
現役並みの所得とは具体的に
①合計の所得が220万円以上
②単身世帯なら年金収入プラスその他の所得の
合計が340万円以上
※単身で年金のみなら344万以上
③2人以上の世帯なら年金収入プラスその他の所得の
合計が463万円以上
このようになります。
該当する人は今から考えておく必要がありますね!
高齢者介護をしている人必見!介護保険制度を理解するために心得る3つのコト!
介護保険制度って、いつ頃できたかご存知でしょうか??
それは2000年なのです。
当時、高齢者がどんどん増え始め
国は身動きがとれなくなってきたのです。
そこで、国民一人ひとりが高齢者を支える仕組みである
「介護保険制度」ができたのです。
しかし、この制度・・・。
高齢者やその家族にとってはとても身近なものですよね?
しかし、実際は制度の内容が複雑でなかなか
理解ができずに困っている人が多いのです。
それで介護保険制度に現役で携わっている私、
ソーシャルワーカー&ケアマネジャーが
この「介護保険制度」を理解して
活用できるようにする3つの方法をご説明致します!
介護保険制度を理解するための心得① 行政に頼れ!!
行政とは市役所や区役所のことですね。
介護保険制度上では保険者ともいいます。
例えば私の住んでいる市役所で、介護保険について
担当しているのは「保健福祉部 介護保険課」です。
名称はそれぞれで違いますが、「介護」とか「高齢者」という
文字が入っていることが多いです。
この介護保険を担当する窓口に
分からないことは気軽に尋ねることができます。
例えば、電話番号を知りたいときは
自分の住んでいる市町村名+「介護保険」で
検索してみて下さい。
相談窓口や電話番号がヒットするはずです!
勿論、直接足を運んで聞いても大丈夫です。
介護保険自体についても教えてくれますし、
実際に介護をしている場合には
困ったことの相談にも乗ってくれますよ♪
介護保険制度を理解するための心得② 地域包括センターの存在も忘れずに!!
先ほどは行政についてご紹介しましたが、「地域包括支援センター」も
強力な相談窓口なのです。
これは小学校区にひとつは必ずあります。
なので自転車で行ける範囲にあります!
そしてそこには・・・・
■保健師
■ケアマネジャー
の専門職が仕事をしており、
受けることができるのです!
行政より具体的なことを教えてくれますよ♪
介護保険制度を理解するための心得② 完璧を求めない!!浅く広くを目指す
自分の親が介護を受ける事になると
「さぁ大変だ!」
「これから介護のことを勉強しなきゃ」
と慌てる人がいます。
しかし、介護保険制度のことを一般の人が熟知するのは
とても大変なことです。
そこで心がける事は「浅く広く」を目指すのです!
実際に介護を受けるようになれば
担当のケアマネジャーさんがついてくれますので
その半分はその人に頼ってもいいのです。
介護を受ける本人にあった適切なアドバイスを
してくれますよ♪
まとめ
介護保険制度は私達プロでも全体を把握するために
日々勉強をしています・・・。
なので、一般の方がこの制度について
分かりにくいと思うのは当然のことだと思います。
何でも完璧に理解しようとせず、
頼るべきときに頼れる機関や人物をしっかり
つくっておくようにしておきましょう!
介護は決して一人でするものではありません・・・。
分からなければ上手く頼るのがコツなのです!